
「なんて優しい味がするんだろう」そんなケーキに出会った。ふんわりとした口溶けや、ほっとする甘さ・・・。良い素材を使って素直に作る。そんな真面目な姿勢が感じられる味なのだ。それなのに、家庭的なと言うより繊細なプロの味。
このケーキをつくるのが女性と聞いて、納得した。モンデウス位山にあるプチホテル&レストラン「ホワイトルンゼ」は、東京で10年修行したシェフのご主人と、同じく東京エコールキュウリネール国立校で仏料理とお菓子作りの基礎を学んだ熊本さんが、お母様から受け継いだ。宿泊だけでなく、ランチやディナーのもその心地よい雰囲気と、確かな味で確実にファンを増やしてきた。9月にはこのロケーションを活かしたウェディングパーティーの提案として、ウェディングケーキのケーキバイキングやディナーが行われたそう。
「100人位のお客様に来て頂きました。ケーキバイキングもたっぷり召し上がって頂きたくて、徹夜でケーキを焼きました。自分の思い描いたケーキに作り上げるのが何より楽しくて・・・」
小柄な熊本さんのどこからそんなエネルギーが湧いてくるのだろう?
「お客様の喜ぶ顔を思い浮かべるとワクワクするんです。例えばお誕生日のケーキなら、箱を開けた瞬間に子供達がわっと歓声を上げるようなデコレーションにしてあげたくて。そのためにお客様のリクエストはあれこれお聞きしています。こんなフルーツが好きとか、チョコをいっぱい食べたいとか、そんなヒントを感激に変えられるようにがんばりたいですね。」
この日も、宿泊客のリクエストに応じて、アトピーで卵がダメというお子さんの為のケーキ作りの真っ最中。旬のラ・フランスをたっぷり使ったムースの仕込みだ。そんな姿勢が伝わり、誕生日のケーキのオーダーも増えてきたそう。ガーデンやレストランウェディングの会場としても注目が高まっているが、ウェディングケーキはオリジナルをオーダーできるそう。
「街の中のレストランではない雰囲気をお客様が求めていらっしゃいます。カップルがここにデートできて、ウェディングパーティを開いて、いつか子供達と共に遊びに来てくれる・・・そんな場にしたいですね。良い思い出作りのお手伝いが出来ればと一緒に組み立てていく感覚です。」
熊本さんのつくり出すケーキという夢は、その人を喜ばせてあげたいというそんな優しさに包まれている。
モンデウス位山 ホワイトルンゼへは 現在災害のため通行止めで 久々野経由で お越し下さい。
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