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高瀬孝造さん
ステンドグラス工房 灯りや

下呂市小坂町湯屋745-3
TEL:0576-62-3829

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あの時、あの出会いがなけれぱ、今頃自分はどんな人生を歩んでいたのだろう…誰しもそんな思いに耽る時がある。
8年前愛知県でタンクローリーの運転手をしていた高瀬さん。絶えまない渋滞、排気ガス、雑踏の中を走る目々にもう耐えられな<なっている自分がいた。「田舎で暮らそう」そう決意した高瀬さんは、東海地方の田舎町を家探しに巡りだした。

「そんな中で訪れた小坂町で出会った方と話している内に、家を貸していただけることになったんです。もちろん美しい緑の山々、清流そんな土地にも魅せられ、御好意に甘えることにしました。」

そして家族で移住。26年前から趣味で始めたステンドグラス、飛騨に来るまでは洋風の作品を造っていた。

「小坂に来て周りの住宅を見てみると、ほとんどが和風建築。重厚な和の家にはどうしても洋風のランプシェードはしっくりこない。それで和のステンドグラスを造り始めたんです。」

最初は友人などに頼まれ造っている内に評判を呼び、本格的に製作を開始することを決めた。原色を好み、鮮やかな色合いに目を奪われる。曲線を多用し、繊細であること、上品であることにも気を配る。桔梗や椿、紫陽花などの花、鳥や猫といった日本的なモチーフも特徴だ。華やかであり、趣のある灯りが人々を魅了する。

「和のステンドグラスを造りはじめてから、陶器と組み合わせることも始めました。それも感性の合う陶芸家さんとの出会いがあったからなのですが。陶芸家さんにはだいたいの大きさだけ伝え後はおまかせで制作していただく、出来上がった作品を見てデザインを考えます。」

4年前におこなった最初の個展は地元で、お世話になった地域の方たちへの恩返しの意味もあった。

「驚く程沢山の方に来ていただいて。また友人や当時の役場の方など大勢の方が協カして下さいました。」

都会では考えられなかった人々の情に、ことあるごとに心を打たれた。

「この個艮がきっかけでテレビや新聞にも取り上げられ、全国から注文をいただけるようになりました。3年間で200ほどの作品を制作、ただとても手間のかかる作業なのでどうしてもお客さまを待たせてしまうことが申し訳ないのですが。」

まずイメージを伺い元となる器を発注、それを見てからデザインを考え図面を描き型紙を作る。ガラスに写し丁寧にカット、研摩し
銅のテープを巻き最後にハンダ付けして、器にはめ込む。多い時には700ピースにもなり、すべて手作業で一点物のため、大作になると作業は数カ月にも及ぶことも。

「今、またより線を細くするため、手法を変えたんです。だから尚更手間がかかるのですが。より正確に繊細に、時間はかかっても納得のいく作品が造りたくて。」

もうすぐ4回目の個展を開催。今回も古民具を提供してくれる方会場を提供して<れる方との出会いがあり実現した。

「その時々の出会いに支えられ、助けられここまできました。今はこんなに美しい景色を眺めながら仕事ができる。私の作品で少しでも多くの人の心が癒されることを願っています。」

愛知県生まれ。下呂市小坂町在住。1980年ステンドグラスと出会い、2年間学んだ後独学で制作を始める。1998年下呂市小坂町に移住。2002年ステンドグラス工房「灯りや」設立。
同年下呂市にて初個展。NHKテレビ「おしゃべりランチ」出演。岐阜テレビ「みの、ひだ愛ランド」出演。テレビ朝目「人生の楽園」出演。CBCテレビ「大石で行こう」出演。2003年愛知県にて個展。2004年NHKテレビ「ほっとイブニング」主演。2005年神戸ポートピアホテルにて個展。