いつも トップ > リーダーは語る トップ > 戸谷 吉之さん 飛騨牛 天狗 代表取締役


戸谷 吉之さん
代表取締役

指定販売店
飛騨牛 天狗
下呂市萩原町萩原1353−1
TEL 0576-52-1103
FAX  0576-52-3481

飛騨萩原
けんとんハム
新発売

昔ながらのように、朝夕にお肉やお惣菜を求める買物客で賑わっている店がある。
下呂市萩原町の商店街にある「天狗」。創業50年を数える老舗精肉店ながら、近隣の人々の食卓を支える温かさと親しみやすさを感じさせる店だ。
創業は戸谷さんの父だが、開店から4年後に父は他界し、母の道子さんが店を引継ぎ、この店の礎を築いた。
戸谷さんは大学卒業後は店を継ぐ事を決め、東京の食肉技術学校で職人の技を学んだそう。

「他店での修業はせず、卒業後はそのまま店を手伝い始めました。
まずは、気軽に買物に来て頂こうと惣菜の販売も始めたんです。」

1日平均10キロは作ると言うすきやきコロッケは、母が飛騨牛を気軽に食べてもらいたいと作ったオリジナルで、昭和58年からの人気商品だ。
これだけではない。
道子さんが昭和34年に初めて売出したという「鶏ちゃん」も、今や飛騨の味として全国にも人気だが、鶏のレバーを甘辛く煮た「きもしぐれ」や、ブラックペッパーで味付けした「ピリ辛カルビ」などオリジナル商品にこの店の魅力がある。

「他のお店のやり方をしらないので良かったと言われますね。
常に新しい商品を作っていかなくてはと考えています。
もっと安全なもの、美味しいもの、他の店に無いものならお客様は足を運んで下さいますから。」

その味と共に、安全なものへのこだわりも持ち続けてきた。

「人間は食べる事で身体を養い、健康になるのが本来あるべき姿なのに、今ではその食が健康を脅かすことがあるのが残念です。
食べて安全なものを、お客様に提供したいと残留薬物がほとんどない若鶏を扱い始めました。
安全なものは高い、と思われがちですが、鶏が健康に育っていれば安定した生産が出来るものなんです。
価格面でもお値打ちで安全なものをお届けしたいですね。」

今年からは下呂市萩原産の『飛騨萩原けんとん』を使った『けんとんハム/けんとんロースハム』を新たに開発、新発売した。

「萩原町尾崎にある生産者の方と協力して、当初は肉の販売を始めました。
飼料によもぎや納豆を与えているので、豚が健康に育っており、くさみのないあっさりとした味わいが好評だったんです。
そこで加工品であれば、全国のより多くの方に味わっていただけるだろうと開発に取りかかりました。
試作を重ね、地元のお客様や給食センターの栄養士さんにも試食してもらい出来上がったのがこのハムです。」

けんとんは、他の豚に比べてビタミンEが大量に含まれるなど、健康に育ったものは、おいしくて人間の健康にも良いと戸谷さんも自信の商品となった。
この夏のギフトとして注文も好調な滑り出しだ。
本当に良いもの、安全なものを地域の人が安心して買える店。
この店が近所にある人は幸せだと思わせる魅力は、その商品と売る人の考えによって作られ、町の人達によって支えられているのだろう。