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私達の食生活は、コンビニの普及や外食産業の発達などにより、手軽に便利になったものの、昨今ではその安全性が問われることも多くなっている。
昭和16年にご両親が開業された大倉食料品店。
「当時から両親は、ちょっと先を行く珍しい食品を探してくる人でした。
ジンジャーエールやコンビーフがまだ珍しい頃にいち早く仕入れたと聞いています。
おいしいものを探してお伝えしたい、そんな両親の気持ちを私達も自然に受け継いで来たように思います。」
嫁がれてその姿勢に触れた上北さんは、30年前より「良い食品をつくる会」という、食の安全性とおいしさを追求する勉強会に参加して、知識を広げて来た。
「食用油ひとつとっても、添加物を加える事で種から油が効率良く絞れたり、海苔も酸処理すると歩留まりが良いなど、添加物が加えられたものが多いのです。
昔ながらのごまかしのない製法で、安全で安心な食品を作るメーカーは少なくなっています。
身体に安心でおいしいものをお客様にお届けしたいと思うようになりました。
勉強会に出る事を勧めてくれた両親と主人には感謝していますね。
小さな会社でも頑固に食を支えてくれている。
ナショナルブランドも大切ですが、こういう商品もありますよとお客様にお伝えできるといいですね。」
4年前、店を改装し、2階にヴェルクラールというカフェを併設、自家製のケーキやデザートが楽しめるようになった。
イギリスのコルドンブルーで製菓を学び、東京で修行した息子さんがお菓子作りを手掛けている。
「ケーキや焼き菓子は、人生の節目の贈り物として使われる事もありますから、良い材料で丁寧にを心がけています。
今の季節は完熟マンゴーを使ったマンゴーパフェなど、くだもの屋だからできるパフェが好評ですね。」
自家製の焼き菓子はもちろん、季節ごと の果物や食品などギフトの品揃えでも知られる大倉食料品店。
「贈答品はお宅の包装紙で持っていきたいから…とお客様に言っていただいた事が、なによりの力になっています。
これからも良いもの、安全なもの、おいしいものをもっと提供していきたいですね。」
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