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飛騨高山 大太鼓団・組太鼓団
総帥 挾場 賢さん

童心
〒506-0807
高山市三福寺町
東山台町1610-54
TEL&FAX 0577-33-3115
http://www5.ocn.ne.jp/~jinkun31/



「童心」 の演奏は現在、
グリーンホテル 飛騨物産館で
午後8時半〜午後9時の間
行われています。



お腹の底から響いてくるような和太鼓の響き。
全身で撥を踊らせる躍動感。そんな和太鼓に魅せられ飛騨高山で大太鼓団、組太鼓団「童心」を率いる挾場賢さん。
挾場さんと和太鼓との出会いは、今から18年程前だった。

「仕事でうっかりした事故にあい、右手3本の指を失ってしまいました。
会社の皆や家族に申し訳なく、気分が沈みがちな毎日でしたが、それでも今を精一杯生きたいと様々な事に挑戦してみました。
そんな時、妻とともに出かけた夏祭りで心が震えるような感動にであったのです。和太鼓の神童と呼ばれる林英哲さんの演奏でした。」

生きて意思を持ったかのような撥の動き、大地をも揺さぶるような音の波と風紋、力強さ…。
聞いている人達が一つになった瞬間、細胞の総てが爽やかに小躍りしているような心地よさを感じたと言う。

「自分にもできるだろうか…この指でと不安でしたが、やろうと思えば、できる方向へと探っていくものですね。
最初は撥を手に包帯でくくりつけて、その後、ゴムバンドを使って演奏を始めたんです。
あらゆる太鼓の演奏を聞きに行き、その指導者に謁見いただくなど沢山の出会いもありました。
地元の津軽三味線の家元との出会いが、太鼓を身近で打てるきっかけをくれ、平成8年8月に『童心』が誕生してからは、自然といい仲間が集まって来たのです。」

その後は慶祝やイベントでの演奏、高山市の姉妹都市への派遣や、アメリカNYカーネギーホール公演、ドイツにおける日本年フィナーレ公演など海外公演も行った。
童心は全員が職業を持つアマチュアの集団だが、ここから太鼓のコンクール出場を目指しての特訓が始まる。挾場さんは総帥として作曲・演出を行う。

「全国太鼓競技会で3位入賞したんです。
えらい仲間達やぞ、こいつらは…と嬉しくなりましたね。
若い奏者たちも自分に自信がもてれば、もっと人に何かを伝える事が出来るのではないか?と4年前から大太鼓打ちコンテストへの挑戦もはじめました。
現在団長となっている女性が2度の優秀賞を獲得したり、素晴らしいアーティストとして育ちました。
今迄かなりの無理を承知で共に歩いてくれた仲間達に、童心との豊かな時間に恵まれて良かったという気持ちを積み上げていってもらいたいですね。
自分自身も歳を重ねて来た中で、様々な人に巡り会い、助けられてきました。
今だから分かるその有り難さと、一人ではくじけそうになる時も、ただ黙ってそばで支えてくれる仲間達。
また家族や会社の理解と応援、地域の皆さんの温かい声援…。
若い童心の仲間達が、そうした感謝の気持ちを『お陰様で』と言葉にできるようになるために、自分の経験が少しでも役に立てば…と思うんです。」

現在は週2回「童心塾」という幼児からお年寄りまでが和太鼓を楽しむという場も設けている。
それぞれに悩みや口に出さない思いを抱えた仲間達が、演奏がはじまるとその瞬間、一つになる感動。
無心となって太鼓に向う姿から、音色から、何かを感じ取ることができるだろう。