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古澤 潤さん
みやむらデル パーネ

高山市一之宮町奥1852-1
(タイとイタリア料理
ワット・ポーとなり)
TEL 0577-53-3048
営業時間/9:30〜18:30


おいしいものは本来、身体にいいものでもある。
オーガニック食材が注目されスーパーにも並ぶ時代、無農薬、無添加といった安全性だけでなく、素材の持つ風味や香りの力強さは、まさに生命力をまるごといただく食本来の楽しみを思い起こさせてくれる。
太陽をいっぱいに浴びた完熟トマトや、まるまると太ったたまねぎ、ピンと葉先まで元気なほうれんそう。
そんな野菜達と、一之宮町で育てた小麦など、無添加、無農薬にこだわってつくるパン屋さんが「みやむらデル・パーネ」だ。
古澤さんも、かつては東京でサラリーマン生活を送っていたそう。

「通勤に往復2時間以上と追われる毎日の中で、せっかくの人生を費やしていいものかと思っていました。
たまたま妻が無農薬野菜が好きで、一之宮町から取り寄せていた縁で、自分の食べる野菜くらい自分で作ってみたいと半年の野菜作り勉強コースに参加したのがきっかけです。」

野菜作りを通して、自然に触れる中、古澤さんは大好きなパンを無農薬、無添加で作りたいとパン作りを3年間、高山市内の店で勉強する。
そしてこの秋、自分のパン工房を持ち、自分の考えるパン作りをスタートさせた。
素材には宮村産の無農薬小麦粉をはじめ国産小麦粉をメインに卵は餌から添加物を与えない北海道はるか農園の平飼いたまご、久々野鴻巣果樹園の減農薬りんごなど、おいしさと安全性にこだわって選んでいる。

「無添加のパンといっても特別な作り方ではなく、基本的な事を丁寧に作るだけです。
余計な保存料などが入らない分、日持ちはしませんが、国産の小麦粉で焼くと本当になんとも言えない優しい味と風合いに焼き上がるんですよ。
アトピーなどアレルギーがあるお子さんが、このパンなら大丈夫だったと言われる方もありました。」

現在では工房のほかに隣のレストラン「ワット・ポー」や高山市本町ドリーミン四つ葉にあるお惣菜の店「くにやす。」
でも販売しており、移動販売も行っている。

「自分の店を持ちたいとは思っていないんです。
ただ間口を広げて、沢山の人においしく食べてもらい幸せになってもらいたい。
そのために来たチャンスは活かして行きたいと思っています。
独立というとひとりで立つと書きますがとんでもない、自分だけの力では何も出来ないと思いますね。
廻りに助けてもらい、育ててもらっているというのが実感です。
だから、お客様の意見も素直に聞ける姿勢で勉強して行きたいと思っています。」

オーガニックで野菜を作る事は大変な手間が掛かる。その素材を使い、丁寧に大切に焼き上げるパン。
とまとパンやほうれんそうパンからクルミとイチジクのパンや、素朴なメロンパン、宮村あんぱんなど作り手の思いが伝わる温かくて優しい味わいだ。