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まちひと ぷら座
かんかこかん
運営委員長
伊藤 早苗さん


まちひと ぷら座
かんかこかん
高山市上二之町44−4
TEL&FAX
 0577−33−5055

子どもの頃、公園や自然が冒険の場であったように、商店街は社会勉強の場であったような気がする。
そこには商いがあり、お年寄りから知らない小さな子どもまでが行き交い、会話をしたりお使いという責任を果たしたりする。
そんな中で、私達は多くの事を学んできたのではなかっただろうか?
そして親や大人達もまた、井戸端会議をしたりとそこには交流があった。

安川商店街の一角に、この5月「まちひと ぷら座・かんかこかん」がオープンした。
市商連と市民が共に運営する新しいこの施設の、運営委員長を努める伊藤さん。

「もともと街なかの商店街は、モノを売るだけでなく人が集まり、語らいの場としての役割も果たしてきたのだと思います。
街づくりを考えながら、私達はいろいろな人が集まる、出会いと交流の場を作りたいと。
ここは、小さい子どもさんからお年寄りまで、誰もが気軽に『まちの縁側』のように立ち寄っていただける交流広場なんですよ。」

ここには3つのカラーを持った柱がある。
ひとつはみんなで子育てをしようという『こどもひろば』。
子どもを連れた母親や、父母が気軽に立ち寄って、靴を脱ぎ子ども達を遊ばせたり、親同士情報交換ができるスペースだ。
子どもも異年代の交流ができ、また元保育園の園長などの子育てアドバイザーが、子育ての悩みや疑問の相談にあたる。
こういうと堅苦しい感じだが、いたって雰囲気は明るいのだ。
子ども連れの観光客が入ってきて、授乳をしたり寝かせたり、地元の子どもと遊ぶ姿も微笑ましい。
有料での子どもの一時預かりサービスも行う予定という。
また『暮らし・観光情報ひろば』として、インターネットが利用できたり、観光情報や暮らしの情報も得られる。
そしてもう一つが『まちひとづくりの活動ひろば』だ。
人や街づくりを考える市民グループのミーティングの場として、また情報BOXを設置し、それぞれのグループがネットワークを築きながら活動を広げていけるようにしたいとのこと。

「昨年の夏に商店街の路上で、市民が造る納涼縁日が開催されました。
歌や踊りを披露したいグループ、寺子屋感覚で子どもを遊ばせるスペースを作ったグループ、また高齢者のグループが習ったパソコンで団扇を作り屋台で売ったりと、個々が街でテーマを持ち、やりたいことをやってみたんです。
市民が楽しみながら街づくりに参加していく。
結果は大好評でした。
いろんな市民グループや個人、商店街、行政が一緒になって、まちづくりを考えていく。
そうした協働(きょうどう)作業の中から、この“かんかこかん”も生まれたんですよ。」

行政も商店も市民も、同じ街を愛する仲間だ。
交流と情報交換ができれば、みんなの力を合せて、大きな事ができる。

「かんかこかん、の名前は闘鶏楽の鉦の音色から、満場一致で決まりました。
あの鉦の音を聞くと心踊りませんか?いろんな人と響き合いたいという気持ちも込められているんです。」

この新しく生まれた『まちの縁側』も、ひとつのきっかけとして、市民自らが街を楽していく。それが現代のまちづくりにつながっていくのだろう。