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永家 将嗣さん



高山市松本町269番地
TEL 0577−34−2468(代)
FAX 0577−33−9999
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家というのは生活の基盤であり、そこに寄せるこだわりもそれぞれ多様化してきている。
デザイン、機能性で語られることの多い住宅だが、高山でいち早く「健康」に注目され、高気密、高断熱、計画換気のFP工法を広めてきたのが永家工業の永家さんだ。

「建設業はサービス業のひとつだと思います。お客様に感動をしていただくために、住宅に違うコンセプトを探していました。両親を病気でなくした事もあり、住むだけで健康になる、病気が治る家を創りたいと考えたんです。冬の冷え込みが厳しい高山では、寝室とトイレなどの気温差が激しく、これでは健康によいはずがありません。
しかし様々な高性能住宅を見学し、話を聞きましたが疑問が残るばかりで。
たまたま新聞で見つけた「FPの家」の説明会に出かけたところ、社長自らが説明は下手だったのですが、とても人間味を感じ、北海道まで実例を見学に行ったのです。」

体感してみてなる程これは良いと実感したものの、北海道の住宅が飛騨に合うのかと、実験の意味も込めて小さなモデルハウスを立てたそう。高気密、高断熱の家は、その性質上、換気に十分配慮されていなければ、現在問題とされているシックハウス症候群やアレルギーなどの原因ともなりうる。
モデルハウスでタバコを吸ったり、鍋物をしたり、いろんな場面を想定しての実験も行った。
そして、家中どこへ行っても同じ暖かさにするための、暖房設備もさまざまなノウハウを試してみる。
「熱交換機から、不凍液を流してその輻射熱で暖める方法など、家中どこへいっても同じ暖かさにするために、最低のノウハウは実現しました。でも、それだけでは『住むだけで健康になる』とはいきません。
神社などへ行くと、とても清清しい気分になるものですが、土がアースの役割をして、静電気を逃がしてくれるという理由もひとつあるんです。 また床下に水脈がある家は病人が多いというように言われています。」

そこで実験住宅として、遠赤外線の床暖房に取り組んだ。
床材もムクを使用し、炭やセラミックから出る遠赤外線が、身体を芯から暖めてくれ、冷え性やアトピーの軽減にも効果があったという。 免疫力を向上させるものをと現在もマイナスイオンを発生するシリコン半導体の床暖房に注目し、今年の秋以降に発表の予定だ。
「3月に着工する新しい家は『永家の家』というネーミングで、これまで培ったFP工法と生体活性化住宅を安く提供していく、技術の集大成的なものです。お客様に喜んでいただける家である為に、必要なノウハウをすべて盛り込んでいます。」

一方で、バリアフリー研究会の会長も勤める永家さん。ケアマネージャーや障害者、介護者をもつ主婦などが集まり、勉強会を行っている。
「段差がなくて、手すりをつければ良いというようなバリアフリーが多いのです。
手すり一つとっても、病気次第では握りタイプではなく、手をつくタイプのものが必要だったり、段差もリハビリのために必要な部分もあります。 そうした勉強会をしていくうち、集まった職人の集団でリフォームのネットワーク『りぷろ』を結成しました。
それぞれが技術を持った職人なのに、これまでの元請けから下請けへという仕事の流れでは、下請けは職人としてのアイデアを出すこともできず、価格や納期に縛られて折角の力を十分発揮出来ないでいた部分がありました。
また職人もサービス業という意識で、お客様の満足とは何なのかを考えることが出来ます。
様々な分野のプロが集まり、縦ではなく横の繋がりで、最高のサービスをしようというのが理由です。」

人対人や人対物のどんな仕事でも、どんな心で向かうかで結果は全く違ってくるそう。
誰のための、どんな想いの詰まった仕事なのか、それを理解することから感動を呼ぶサービスが生まれるのだ。