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監査役/ケアマネージャー 藤江 久子さん

株式会社ケア高山
高山市岡本町3-18-2
バロー高山ショッピングセンター2F
TEL 0577-37-0717 / FAX 0577-37-0716

[ヘルパーステーション]
高山市昭和町3-55-19
TEL 0577-36-3139 / FAX 0577-36-6077

2000年にスタートした介護保険制度。5年目を迎えた今年、制度全般の見直し時期を迎えて、一部は今年10月からも制度が変わるのをご存知だろうか?その大きな柱となるのが、新たな「予防介護」の導入であり、市町村など地方自治体が予防メニューを実施する「地域支援事業」が大きな役割を果たしていくことになる。株式会社ケア高山でケアマネージャーとして、また高山市の市会議員としての両面から地域の福祉介護に向き合う藤江久子さん。

「福祉ということばを調べてみると、『すべての人が幸せを享受できること』とあります。幸せになれない原因があるとしたら、それをバリアと呼び、取り除こうという考えが『バリアフリー』なんです。幸せと一言でいっても、一人ひとり違うものですよね。それは行政が与えてあげるというものではなく、まずは当事者に聞くことから始めなくてはいけません。私自身、この場所でケアマネージャーとして一人ひとりと向き合いながら、日々自分には何ができるかを考えることが自分の役割だと思っています。」

福祉というのは当事者と、それに携わる人だけの問題ではないと藤江さん。

「私自身、生まれてきて生きている間は幸せを感じて暮らしたいと思います。そのためには、自分に関わる人にも幸せであって欲しい、ひいては社会の一員として全体の幸せを願うものですよね。私は看護師の資格を活かし、15年前より訪問看護師の仕事を始めました。当時はまだまだ介護に他人の手を借りるのをはばかったり、女性が介護に呪縛されているのが現実だったんですね。それをなんとか開放してあげたい、そう願ううち、活動の幅が広がってきたのかも知れません。」

現在では介護保険料の権利として、積極的にサービスを受けることが当然の社会になった。新しく見直される介護保健制度では、民間のサービスを市町村が許認可を行ない、コーディネートすることで、必要な人が利用できるサービス、安くて質の高いサービスを行政民間が一緒になって考える方向へ変わって行くと言う。しかし、藤江さんにはまだまだ取り組みたい福祉がある。それが『若年障害者』の療育システムだ。

「例えば気道切開のため吸引が必要な子供たちが、ショートステイできる施設がないのが現状です。ひとつは若年障害者はそれぞれが持つ障害が違うため、個別のサービスが必要なため立ち遅れているということ。また、ひとつには子の親だから、看て当たり前だという風潮もあるのではないでしょうか?出生率の低下も深刻化していますが、こうした障害も社会全体の問題としてとらえ、みんなで支えますというのが安心できる社会といえるのだと感じます。社会全体が、幸せを願い実現できる『優しさ』を持てるために、私も日々、現場に立って考えていきます。」

福祉とは「幸せ」。高齢社会を迎えた今、誰もが意識の中で優しさを持てることこそ「成熟した社会」と言えるのかもしれない。